結婚指輪は結婚後ずっと身に着けておく指輪です。長期間着けっぱなしで違和感のない結婚指輪とはどのような指輪なのでしょうか?そのデザインや選び方をご紹介します。
目次
飽きの来にくいデザインとは
結婚指輪のデザインはどのようなものが飽きにくいのでしょうか?まずどのようなテイストの種類があるのか定義して区別してみます。
- シンプル(模様などに拘らないで飾りの少ないデザイン)
- エレガント(ダイヤモンドを留めた豪華なデザイン)
- カジュアル(幅は広め、自然で普段着でも似合うデザイン)
- フェミニン(曲線的で女性らしく可愛らしいデザイン)
- クール(幾何学模様など直線的な部分を多く取り入れたデザイン)
シンプル
シンプルなデザインの定義としては、形はストレート型か少し歪んだ形で極端な変化のない形がベースになっており表面は模様が入っていたとしてもワンポイント。ダイヤモンドを埋め込むなら1個まで。仕上げは全体がつや消しか、光沢仕上げのどちらかになると思います。女性、男性の区別がなく年齢にも左右されません。
エレガント
エレガントな定義としてはダイヤモンドが沢山埋め込まれたデザインで、1個~3個ではエレガントとは言えず少なくとも5個以上埋め込まれた豪華に見えるデザインになると思います。色石は沢山入っていてもエレガントには見えません。男性物ではダイヤを入れないことが多いので男性物ではエレガントは難しくなります。
カジュアル
幅が細いとカジュアルよりもシンプルに近くなるので幅は3mm程度以上の幅広でダイヤなど宝石はあまり埋め込まれていないデザイン。光沢仕上げよりは表面がいびつな凸凹があったり古美術品のような仕上がりだとカジュアルに見えます。どちらかというと男性よりのデザインになるので、女性には似合わなかったり抵抗のある人がいるようです。また、ファッションリングよりのデザインなので特別感が無く飽きやすいです。
フェミニン
フェミニンとは女性らしいという意味で、女性らしさとは女性の体形やファッションに似合うデザインです。具体的にはつや消しやミル打ちなどを施して花柄やハートなど可愛らしいデザインを取り入れると女性らしくなります。男性のデザインには少し取り入れにくいテイストになります。また、女性でも年齢が上がると似合わなくなることもあります。
クール
直線や幾何学模様がベースになってどちらかというとシンプル目のデザインになります。表面の形は甲丸型の丸いフォルムよりも平打ち型の形で大人っぽいデザインです。可愛らしさはなく落ち着いたデザインなので年齢が上がっても身に着けやすいものになります。
性別、年齢に左右されないテイストは
このようにデザインのテイストによって結婚指輪のイメージが大幅に変わってきます。前述した中で長年身に着けていても抵抗なく着けられるデザインはシンプルです。とはいってもあまりシンプル過ぎても面白みの無いものになってしまうので例えば以下のようなデザインにすると良いでしょう。
女性物はシンプルをベースにダイヤを沢山埋め込んでエレガント、男性物は女性物と同じ形でダイヤ無しのデザイン。
カジュアルなら指輪の幅を細くしてごつごつした感じを和らげる工夫をする。
クールについてはシンプルに近いので平打ち型の大人っぽいデザインが好きな女性ならクールのままで。クールなデザインでも表面を甲丸型にするとシンプルになってくるので好みに合わせてどちらかを選ぶと良いでしょう。
総評すると出来るだけシンプルに近づけたデザインにするほうが長年身に着けやすく飽きの来ないものになることがわかります。
着け心地の良いデザインとは
結婚指輪の着け心地の良さは指輪幅と指輪厚みによって決まります。
幅が広いと通気性が悪くなり夏場は指輪を着けた部分が蒸れたりすることがあるのでサイズを少し大きめにすることがあります。サイズが大きいと洗髪や手洗いなどの際に抜けやすくなるので注意しながらつけなくてはなりません。
指輪の厚みが厚いと指輪を着けた指の両側の指に当たり邪魔になることがあります。特にサイズの小さい女性の指には指輪が左右に大きく飛び出たように見え似合いません。
逆に指輪の厚みが薄すぎると強度が落ちて、ちょっとした動作で指輪が歪んでしまうことがあります。
結婚指輪に適した厚みは1.5m~1.7mm程度が良いとされています。また、内側の角の面取りを大きく取ることによって着け外しがスムーズに出来、楽に着けられるようになります。
流行に左右されないデザインとは
洋服などのファッションと同じように結婚指輪にも流行があります。結婚指輪の素材はプラチナが定番ですが、現在はイエローゴールドやピンクゴールドの結婚指輪も登場しています。デザインも光沢仕上げをせずに表面にテクスチャをつけたマットな仕上がりでクラシカルな雰囲気の結婚指輪が流行っています。
古い話ですが30年ほど前のバブルの時代には派手に見えるピカピカに磨いたイエローゴールドがとても流行りました。また、ルビーやサファイヤなど派手目の宝石を身に着けて目立つものに人気が集まりました。
しかし今では派手なデザインは敬遠され、イエローゴールドでも光沢のあるデザインは過去に流行った古いデザインに見えてしまいがちです。このことから流行のデザインは先では古いものに見えてしまうので長年身に着ける結婚指輪としては避けたほうが良いということになります。
流行は関係なく個人的なデザインの好みで選んだ場合は自分の気に入ったデザインということになるので飽きることは無いと思いますが、一般的には流行物は避けましょう😃
メンテナンスが容易なデザインとは
年齢を重ねていくと体形が変わったり指の形も変化するかもしれません。そういったときに一番メンテナンスとして必要になるのがサイズ直しです。
結婚指輪によってサイズ直しが出来ない物とは以下のようなデザインです。
- ゴールドとプラチナのコンビネーション
- 指輪全周に模様や彫刻が施されたもの
- 全周に渡って宝石が埋め込まれたもの
上記のようなデザインの場合、将来体形が変わってサイズ直ししようと思っても修理が出来なければ指輪を着けることも出来なくなってしまいます。
結婚指輪のサイズ直しは出来るだけ避けたほうがよい修理ですが、どうしてもという時があるかもしれません。体形が変わらない自信がある人なら良いですが出来るならサイズ直しなどのメンテナンスも受けられるようなデザインのほうが安心です。
後悔しないデザインにする
これまで説明した中で将来的に似合わなくなってしまったり、流行が過ぎて自分でも飽きてしまうようなデザインは後悔しやすいものになります。後悔する可能性のあるデザインは以下のようなデザインということがわかりました。
後悔する可能性のあるデザイン
- 可愛らしすぎるデザインは歳を重ねると似合わなくなる
- ゴールド系の素材は流行によって飽きてしまう
- 幅広のデザインは着け心地が良くないので違和感を感じるようになる
- カジュアルすぎると特別感が無く飽きやすい
- サイズ直しが出来ないと着けられなくなる
後悔しないと思われるデザイン
後悔しないデザインは上記のリストの逆ということになります。結局は定番に近いものが後悔せずに長年身に着けられるということです。海外ブランドをはじめ日本国内のブランドには、今も昔も定番でプラチナ素材のシンプルなデザインが多数あります。このことでわかるようにやはり結婚指輪に適したデザインは以下のような結婚指輪デザインということです。
- シンプルなデザイン
- 細身で着けやすいデザイン
- プラチナの素材
- デザインや模様があってもワンポイントまで
- サイズ直しが可能なデザイン
オリジナルの部分を取り入れる
シンプルなものの中でもやはり自分の気に入ったデザインやテイストをいれてオリジナリティを入れたいと思っている人は多いと思います。
そういう時はワンポイントでなにかデザインを取り入れたらいかがでしょうか?例えば内側の彫刻を自分たちの手描きにするとかオリジナルマークを彫刻するなどです。内側であれば表面はシンプルなままですし、オリジナルのものを施せば特別感や思い入れも増すことで大事にしようという意識も働きます。結果的に飽きにくい後悔しない結婚指輪になります!
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