手作り結婚指輪の豆知識

結婚指輪の決め手となる拘りとは

結婚の証でもある結婚指輪ですが、長く使うものだからこそ入念に選びたいですが、どんな点に気を付けたらよいのでしょうか。今回は、結婚指輪を選ぶときに重視したほうがよいポイントや、購入の決め手を紹介します。

目次

試着を入念に

普段アクセサリーをつけなくても、結婚指輪だけは毎日つけたいと考えている人は多いでしょう。ただ、特別な指輪だからと、見た目やネームバリューだけで選んでしまう人も少なくありません。いつのまにか、指にはめ続けるうちに違和感を覚えてしまいます。ですので、愛着のこもった指輪を選ぶためにも、きちんと指にはめてフィット感を確かめることが大事です。フィット感を確認するには、指輪をはめた状態で、手を動かしたり、手のひらを閉じたり広げたりを繰り返し行います。そして、手を握ったとき、開いたときに違和感はないか、またスムーズに指輪をつけ外すことができるかもチェックします。拘り箇所をデザインだけに決め込まずに、指にかかる部分の形や指への感触にも気を配るとよいでしょう。

使い勝手の良さ

指輪を選んでいるときは良い所ばかりが目につきますが、後になって「目立ちすぎて仕事中につけづらい」、「服にひっかかる」などと後悔する話もよくあります。存在感のある指輪は華やかでおしゃれですが、いずれ時が経つことや、好みが変わることも考慮すると、シンプルなデザインのほうが使えるシーンは多くなります。ですので、結婚指輪にゴージャス感を出したいということで、ダイヤで覆われた指輪を選んでも、フォーマルな席では、指輪だけが浮いてしまうでしょう。このような事態を想定するならば、ハーフエタニティがベターです。また、どうしても指元を華やかに演出したいのであれば、TPOに応じてダイヤをリバーシブルに利用できるデザインを選ぶとよいかもしれません。

指輪の作り手の思いを感じたい

結婚指輪は注文してから手元に届くまでに、約1ヶ月ほどかかります。それほどの時間がかかる理由は、多くの加工を職人が手作業で行っているからです。人の手によって作られた指輪のつけ心地は、機械で大量生産されたものとは大いに異なります。例えば、指輪を縁取る装飾技法のミルグレインは、一粒一粒が大変細かい上に同じ大きさで出来ています。指輪に打ち込まれたその美しい姿は、まさに職人技と言ってもよいでしょう。積み重ねられた技術から滲みでる思いは、指輪をはめてじっくり眺めたときに、ひしひしと伝わってくるのではないでしょうか。ただ、指輪を見ただけでは、どんな人がどんな思いで作っているのかは分かりません。ですので、スタッフにどんな拘りがあるのか聞いてみることで、共感できることもあるはずです。

素材に拘る

結婚指輪の定番素材と言えば、プラチナやゴールドです。そもそも、この二つが使用されているのは、変色しにくく、加工がしやすいという特長があるからです。このところ、プラチナの価格が高騰しているので、ゴールドを選ぶ人が多いですが、おしゃれで人気のあるピンクゴールドやホワイトゴールドは、変色しやすいデメリットがあります。ちなみに、プラチナは不動の人気を誇りますが、類まれな輝き、レア性に加え、強度が高いので指輪のサイズ直しなどがしやすいです。純度が様々なプラチナですが、純度が高いと価値も高くなり、柔らかさも増すというメリットもあります。長年使っているうちに、指輪のサイズが変わった時にお直し可能、指輪に万が一歪みが生じた時にも、指輪の形状を元に戻すこともできます。

二人の拘りの結晶

生涯大切にしたいと思える結婚指輪をみつけられた時の喜びはひとしおです。それは、職人技が光るオリジナルの結婚指輪であったり、素材に徹底して拘ったりと様々ですが、二人の拘りを貫けば一生の宝物になるでしょう。

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