手作り結婚指輪の豆知識

安いシルバーを結婚指輪にしてもOK?

2020年に入り貴金属地金の高騰が続いており、プラチナよりもゴールドのほうが高くなっているという逆転現象が起きています。

また、今年はコロナウィルスの影響で景気も格段に下がっており高価な結婚指輪を買い控えているカップルも増えているようです。更に結婚式は3蜜になるので結婚式すら挙げることが出来なくなっています。

結婚式も挙げられず、景気も悪いため結婚指輪の買い控えによりますます高価な結婚指輪を購入することが困難な状況のなかで、やはり指輪を身につけたいと考える人も多いと思います。

ですが、プラチナとゴールドが高値のためなかなか手の出ない状況なので考えられる方法としてプラチナ、ゴールドをあきらめてシルバーの指輪を結婚指輪として購入するのはどうでしょうか?シルバー製品ならば安価で手に入りますが、そのメリットとデメリットを考えてみました。

シルバー結婚指輪のメリット

結婚指輪の素材をシルバーにする一番のメリットはその値段の安さです。シルバーの地金相場はプラチナやゴールドに比べて格段に安いですが、人類にとって歴史は古くからの付き合いで大昔から装飾品などに用いられている列記とした貴金属です。価格が安価なので恋人同士が身に着けるペアリングとしても身につけられているので結婚指輪として身に着けるのも良いでしょう!

シルバー独特の風合いからファッションジュエリーとして愛用されることもあるのでゴールド、プラチナにこだわる必要はないかもしれません。

シルバー結婚指輪のデメリット

安価で手に入りやすいシルバーですがデメリットもあります。

一番大きなデメリットとしては酸化によって変色することです。銀は空気中の酸素と反応して表面に硫化銀という被膜を作ります。この被膜は黒色をしていて放置していると指輪全体が真っ黒になってしまいます。変色するのは表面だけなので研磨することによって輝きを復活させることが出来ますが、細かい隙間などは磨くことが出来ないので黒く変色したままになってしまいます。

身に着けることによって表面が手や洋服と擦れて自然に酸化膜を取るようになり白色は保たれますが、細かい模様や隙間がある指輪の場合はその部分が擦れないので黒く変色してきます。古美術品のような風合いになるのでこのような風合いを好まれる方には気にならないかもしれません。

ですが、カジュアルなイメージになるのでエレガントな結婚指輪として保ちたい人には向いていないかもしれません。ダイヤモンドなども埋め込むことはできますが、石留めされた部分は細かい隙間になるので磨いても変色がそのまま残り、ダイヤの周りが変色したままになります。

また、温泉に入ると銀は温泉成分の硫黄に反応して数分で真っ黒になってしまいます。

黒く変色するのが気にならない人には向いていますが、変色が気になる人はシルバー(銀)を結婚指輪として身に着けることは避けたほうが良いでしょう!

シルバーの特性を理解すれば結婚指輪でもOK

シルバーのメリットは安価な事、デメリットは変色すること。この事を理解して承知の上なら結婚指輪として身に着けても良いと思います。

結婚指輪の素材には決まりが無いので、個人的にステンレスでもチタンでも良ければどのような物でも結婚指輪として身に着けても問題ないといえます。

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